「益田一と日本の魚類学」 特別展 7月20日より開催!

2013masudahajime

展示会のお知らせです!

 

神奈川県立 生命の星・地球博物館 2013年度特別展

 

魚類図鑑に生涯を捧げたDANDY ~益田 一と日本の魚類学~

 

開催期間: 2013年7月20日~2013年11月4日

 

 

特別展の最終日に、魚の会講演会として、中村宏治もお話をさせていただきます!

○中村宏治 講演

タイトル: 「益田 一さんの思い出 -黎明期の海洋公園を振り返る」

日時:  2013年11月4日 14:30~16:00

場所:    神奈川県立 生命の星・地球博物館 講義室

参加費:  無料 当日受付

 

特別展の開催期間中には、さかなクン、中山千夏さん、荒俣宏さん、瀬能宏先生、松浦啓一先生の
講演会も神奈川県立 生命の星・地球博物館にて開催されます。

 

詳しくは、神奈川県立 生命の星・地球博物館のウェブサイトをご覧ください。
http://nh.kanagawa-museum.jp/exhibition/special/ex106.html

 

 

masuda hajime

 

益田 一(ますだ はじめ)さんは、日本にスクーバダイビングが入ってきた黎明期に、ダイビングと水中写真が魚類の研究に役立つことに気づいて、それ以後、精力的に海洋生物の研究、魚類図鑑作りなどの活動をされました。また、それと同時に、伊豆海洋公園を拠点として、レジャー・ダイビングの普及にも情熱を傾けて、日本のダイビング産業の発展にも大きな功績を残されています。

 

益田さんがダイビングを始めた当時のダイビングは、モリや水中銃を使って魚を獲る「魚突き」が主流でした。自身もかなりの腕前を持つ「魚突き」だった益田さんですが、ダイビングで観察したことや、水中で撮影してきた写真が魚類の研究に大きな進歩をもたらすことを知って、潜る楽しみを、魚を「獲る」から、魚を「撮る」「研究する」へとシフトさせます。

 

そして、まだ誰にも調べられていなかった、新発見の眠る宝箱のような海の底から、新種の魚を次々と発見してゆきました。その集大成が、日本の魚類学の力を結集して作った、「日本産魚類大図鑑」です。また、レジャーダイバーには「フィッシュウォッチング」という、魚を観察して楽しむダイビングのスタイルを広め、世界中の海に出かけるダイバーに向けて作られた、ポケットサイズの図鑑、「山渓フィールドブックス 海水魚」は魚類図鑑のベストセラーとなっています。

 

hajime masuda 2

 

益田さんを「師匠」と仰ぐ中村宏治も、若き日に、益田さんと共に潜り、潜水技術や海洋生物の研究、水中写真を学びました。そして、「師匠」から受け継いだ、海洋生物への飽くなき探求心を心に持ち、まだ見ぬ生物との出会いを求めて、日本中、世界中を潜り続けています。

 

カメラを片手に珍しい生きものを求めて、海辺にダイバーが集い、ダイビング後には、図鑑を見ながら生きものについて語りあう。現在、どの海でも見られる光景を作り上げてきた益田さんは、「フィッシュウォッチング」を楽しむ、すべてのダイバーの「師匠」なのかもしれません。

 

ダイバーならば必見の特別展!
皆様、是非足をお運びいただきますよう、よろしくお願いいたします!

 

また、益田さんがホームグラウンドとして活躍された、伊豆海洋公園でも、
パネル展示や、須賀次郎さんの講演などの関連イベントが開催されます。
詳しくは、伊豆海洋公園ダイビングセンターのウェブページをご覧ください。
http://iop-dc.com/2013/05/21/masuda_ten/

 

コメントは受け付けていません。